「子どもはあそぶ」付録
<3才~5,6才の子どもの事例から>
「子どもはあそぶ」0才から3,4才の子どもの事例 の続編です。
認められ、思いが受け入れられてたっぷりあそび、楽しく充たされた乳幼児期を過ごした子
どもたち、その子どもたちが年令を重ね仲間が増えると、あそびはさらに活発に展開されて
いきます。子ども同士のかかわりの中で何を経験し、どのように育って行くのか・・・。
ここでは、幼稚園でのあそびや、異年齢のかかわりを5つのエピソードよりご紹介します。
<エピソード>
1.砂場でのこと
年中児が年少児を誘いダイナミックなお山つくり。
2.ピクニックごっこ・ともきくんの気持ちは
友だちの気持ちを思い、一生懸命考えた言葉は・・・
3.おもしろそう やってみよう
年中児が作った楽しそうなピタゴラスイッチ、年少児がこわしてしまった!
4.ごめんね ありがとうの気持ち
乱暴に積み木を崩した年少児に、やめて!と意地悪。でもやっぱり悪かったかな・・・。
5.ジュース作りからお店屋さんごっこへ
年長児が中心になり、子ども主体でどんどん進められていくお店屋さんごっこ。
あそびは 子どもの 内からの
強い 欲求
夢中になって 楽しんでいるうちに
自分
友だち
周囲
身近な社会
との 豊かな対応を体験する
生きる力 自分を生かす力 が
成長に 強く つながる
おとな は 子どもの いま を
受けとめ 共に 楽しみたい
「子どもはあそぶ」
~ 子どもの気持ちがみえる、あそびがふくらむ小冊子 ~
笑っている顔 真剣な顔
名前のついているあそびじゃない“あそび”
あそびがドンドン広がる
走っているときも 作っているときも 思いがけない発見がある
物の見方が変わってしまう
子どもって面白い!
子どもの世界を そっと見守り
温かいまなざしをむけ かかわっていきたい
「母と子の生活研究所」を開設して20年余りになります。子どもの経験を大切に考える仲間が、音楽、文化、子育て支援の活動を地域に広く行ってきました。
そこで出会った実際の姿から子どもの気持ちはどうだったのか、また、周りの大人のかかわりについても、考え深め合うことができたことは、私たちの大きな学びとなりました。子どもの内にある伸びよう生きよう、とする力を改めて実感。子どもの気持ちに寄り添い共感できる大人でありたいと思います。写真やイラストを加えた事例に、子どもたちの驚きや喜び、お母さんたちの笑顔や安心感、それぞれの成長が伝わってくる事例がいっぱいです。季節の行事や絵本の大切さ、母親の悩みなども載せています。
子育て中の方、乳幼児の保育に携わっている方、子育て支援にかかわる方々にも手にとっていただき、何かしら心に留めていただければ嬉しく思います。
<読者の声>
母と子のせかい
こころが豊かにかよいあい
子どもは生きる拠りどころを得
母自身が輝く
素朴な人間まるごとの触れあいから
子ども
母